情シスの車窓から

日常に感じたこと、徒然なるままに。

オミクロン株が相場に与えた影響

日本国内でもオミクロン株感染者が発生したと報道がありました。

 

製薬会社ではある程度変異株は予測されていて、各市場はパニック売りまでは出ていないように思います。

100日程でワクチンが作れると報道もあったからでしょうか。

 

ただし、米国債10年利回りが1.444まで下げたにも関わらず、金先物が1770ドル台まで20ドル以上下げたのは、私的には予想外でした。

 

オミクロン型の世界的感染拡大リスク

パウエル議長のテーパリング(量的緩和の縮小)のピッチ加速を示唆するタカ派発言の方がより影響は大きいと市場は捉えたのでしょうか。

 

原油先物も65ドルまで下げたにも関わらずです。

為替は113円をなんとか保っています。

 

私はオミクロン発生報道後、金先物が1820ドルまで急騰したので、更に上がっていくと予測していましたが、単純にはいきませんね。

やはりデルタ株を経験していて市場は冷静です。

 

また、有事の際はキャッシュ化する機関投資家も多い事から、金も売られる場面があります。

 

やはり相場は神のみぞ知ると考えさせられる、と同時に世界情勢が刻々と変化していく中、相場も生き物の如く上下する様は面白いと感じます。

 

イランの核問題や、台湾をはじめとする米中の駆け引きが相場に及ぼす影響は直近ではまだ動きはなさそうですね。

 

それにしてもトランプ政権時代はいろんな意味で面白かった。

 

相場が乱高下を繰り返していた記憶があります。

米中の貿易関税や、イランとの交渉結果等に一喜一憂していた相場だった。

イランへの制裁解除会見をyoutubeで見ていた時、金先物は、それこそトランプ大統領の一言一言で乱高下していたのを記憶している。

 

機関投資家の皆さんは気が気じゃなかったと思いますが。