情シスの車窓から

日常に感じたこと、徒然なるままに。

JILS/赤い花

元D=SIREの幸也さんが結成したロックバンドJILS

今は幸也さんはKαinとして活躍中。

 

JILS - Wikipedia

 

truthや、sin等数多くの楽曲を残してくれたJILSの中でも毎年クリスマスイブに新宿ロフトでライブを行い、毎年披露してくれた思い出深い楽曲。

 

個人的にも今の嫁とカラオケデートでの十八番でもあった。

母親は尾崎豊の再来かとも言っていたが、的外れでもないかもしれない。

 

幸也さんの詩は真っすぐで、高速スライダーでもなく、スプリットでもなく、真っすぐな歌詞なのである。

このような令和の時代には世間的にはそぐわないのかもしれないが、昭和の人間が本能的に持っている感情にズシリと刺さる歌詞なのである。

 

 

失くしたものに気付いたって 取り戻す術も無くて
繰り返す日々の中で 泣いていたんだ?

幼い頃に憧れた夢の抜け殻を抱いて
理想と違う自分に言い訳をして

もうこのままでなんていたくない!
そう繰り返し泣いては
真実の自分と向き合うための誰かを探してた

綺麗な嘘で積み上げた 何もかもを壊しても
手のひらを零れ落ちて 何も見えない
両手で抱え切れない現実に追われながら
自分の大切なものも忘れていった

そうこのままでいれず心さえ軋む程に痛むけど
遠去かるそのせつない想いが途切れないように

声を聴かせて 貴方の
濡れたままの横顔もその理由も痛いほど抱きしめたい
時間の行方もわからずに
二人肩を寄せあって抱きあって何度でも接吻けたんだ

壊れたこの胸の 足りない ひと欠片
探していたのが貴方なら どれだけ重ねれば 想いは届くかな?
たとえば 今以上の 痛みでも
この手は離さない

失くしたものを探してた....
未だ貴方に出逢えずに 手探りの夜の中の夢を見た

遠回りすることも分からずに何を迷ってたんだろう?
この痛みが止むことはなくても真実だけを詩うから

声をきかせて 貴方の
心が凍てつく夜も 離れても この想いは尽きないから
壊れてしまうほど 逢いたいと
想う度に痛くても 痛くても 欲しいのはひとつでいい

心を聞かせて 真実の
涙も流れるままで そのままで強くない貴方でいいから
鼓動がひとつに重なって 心が溶けあうように
同じ時間 同じ夢 抱きしめたい

誰もが 誰かで 在る為に傷ついて
壊れた胸の奥 赤い花は 涙で咲いている
枯れないで この想い 言葉じゃ足りなくて接吻けた
その手を離さないで