情シスの車窓から

日常に感じたこと、徒然なるままに。

浅香唯/セシル

1988年8月に発売された浅香唯さんの11枚目のシングル。

 

映画「悲しみよこんにちは」の主人公セシルを題材にした作品。

 

サビに出てくる「今夜私がそれになれればいいのに」や、「いつも私がそれになれればいいのに」というところ。

 

更に2番の「恋は楽しい時より 悲しい時にそっと始まった方が 長く続くね」

このあたりは、年を重ねていくと、また感じ方が変わってきて、不思議な感じがする。

 

他のアーティストの曲でもそうだが、音楽は聴いているときのその時の感情・精神状態・物理的な環境変化などによって、歌詞のとらえ方が季節のように千差万別にとらえられるというところ、これは永遠の音楽の摩訶不思議である。

誰かの言葉を借りれば「実におもしろい」となる。

 

ただ一つ感じたのは、リードギターの音量がでかい!と感じた。

このリードギターがないverでバラードっぽく静かな曲として聞いてみたいとも思った。

 

 

 

あなたの悲しみ 代われるなら
私はこのまま そばにいたい
踵を揃えた 二人の影
こんなに背の高さ違うの
映画で見た セシルのように
嘘は言いたくない

※人は大人になるたび 弱くなるよね
ふっと自信を失くして 迷ってしまう
だから友達以上の 愛を捜すの
今夜私がそれに なれればいいのに

頬づえつく手を 変えるだけで
あなたは何にも 話さないね
名字で自分を 呼び捨てする
いつもの私もおとなしい
ふいに気づく あなたの涙
見ないフリした
恋は楽しい時より 悲しい時に
そっと始まった方が 長く続くね
きっと誰でも一人は 味方がいるの
いつも私がそれに なれればいいのに