市場のボラが激しい。
本日のダウはリスクオンの流れから+500から、バイデン大統領のロシアからの原油禁輸発表等で、-180ドルで引け。
金の乱高下には驚いた。
原油もそうだが、長い間の大規模緩和で、ファンドはじめ、資金が有り余っている。
また、リスクオフの円高というのが今回のウクライナ問題では、逆に円安方向となっている。
今回は欧州へのインパクトが大きく、基軸通貨のドルが世界的に買われている、また、日本の貿易収支が赤字になっているのが原因らしいが、相場観が凄い難しく感じる。
トランプ政権時の米中貿易戦争時は、発表の度に円高に振れていたから、わかりやすい相場だったのに。
この先の想定は、何か考えてみた。
1. 原油禁輸制裁
EU諸国は原油、天然ガス禁輸は短期的に実現不可と、発言している。(英国も年内と発表)
が、中国や、北朝鮮、南米諸国等、親ロシアの国々が受け皿になるとプーチンが確信したら、EU諸国に対して、自ら禁輸の制裁を発表するか。
↑の場合、ロシアに対して追加でどんな応酬ができるか疑問。
NATOは直接的には関与しないと言っているが。
2. ウクライナ戦争の落とし所
72時間以内にキエフを再攻撃するだろうと、米国が発表したが、ウクライナの応酬で、長期化するか。
また、本日ゼレンスキー大統領は、NATO加盟を諦めたような発言をした。
これはプーチンが求めているNATOの不拡大、一部地域の主権承認、ウクライナ非軍事化のうちの一つの条件に、当てはまる。
しかし、これだけではプーチンは戦争を辞めないだろう。
また、今後戦闘激化し、核の使用も、今のプーチンならあり得ると思う。
来週のロシア国債の利払いが出来ず、デフォルトするのでは?や、あと10日で戦費が尽きるだろうという報道も気になる。
原油については実需が本当に逼迫しているのかが気になる。
仮に停戦になったら、WTIどれくらい暴落するんだろう。