昨年から読み始めたドグラマグラ。
半年近くかかってようやく読み終えた。
読み終わると、数時間以内に、一度は精神に異常をきたすという天下の奇書・・・らしいが、今のところ精神に異常はきたしていない・・・はず。
感想としては、とにかく1935年という90年近く前に書かれているというのが率直にすごいと思った。
この世界観、そして精神世界・現在の精神科学にも通じそうな、脳髄論等。
ただ、この時代の小説にありきたりな、ほぼ100%自殺が発生するのと、エンディングが読者に考えてもらって終わりを迎えるという点が、モヤっとしたのも正直な気持ち。
正木先生は死なんで欲しかったなあ。
著作権の問題もあるのかもしれないが、今の時代に続編も出たらいいなと妄想する。
映画でもよいかもしれない。
そしてwikiで調べると関連した様々な作品が過去に出ていることを知った。
中にはペニシリンのPVとの記載も。
HAKUEIさんも読破したのだろうかと考えてみる。
それにしても日本文学の素晴らしさ。
まだ、多くの小説がiphoneには眠っているので、しばらく読書にふけるとしよう。