情シスの車窓から

日常に感じたこと、徒然なるままに。

日銀 長期金利 0.5%引き上げを受けて

日銀の黒田総裁は12/20金融政策決定会合後の会見で、長期金利を0.5%上限に引き上げたとコメント。

 

恐らく黒田さん就任後最後のサプライズバズーカになるだろう。

これを受けて為替は1ドル137円~132円台まで下落。

 

トレンド的には円安の流れはその前の週から止まっており、専門家たちもしばらく137円を超えた円安にはならないだろうとのコメントも多く聞かれていた。

 

黒田さん的には就任満期になるまでの時間がおそらくないので、このタイミングしかなかったのかもしれない。

次の新総裁は舵取りが少ししやすくなると思う。

 

そして、任期満了後も、元日銀総裁として5年後、10年後、過去類を見ない10年にも及ぶ緩和政策が正しかったのか評価されることになるだろう。

 

金もまた、1800ドル台回復したし、亀井先生も年末年始にかけて上昇を予想。

さらに来年前半は相場の乱高下が大きくあると予測。

 

というか、私も2022年の相場を漢字で表すと「乱」と言っていたが、2023年も同様に「乱」だと思う。

というか、ウクライナ戦争・台湾有事・中国ゼロコロナ政策解除・北朝鮮ミサイル問題・・・等々、多くのリスクがあり、相場が荒れない年などあるのだろうかと疑問にも思う。

 

世界的な景気後退局面に入ると思うが。

また、WTIはじめとする、エネルギー相場も景気トレンドに伴い、下降ラインをたどっていくのか、あるいはイランのロシアへの武器供与問題が大きくなり、需給ひっ迫懸念により上昇するのか、先が読めない。

 

あとドイツが自前でLNGターミナル稼働を開始したニュースも気になった。

ロシア以外の他国からの輸入割合を増やしていくとのこと。

他国にも広がっていくと、これもまた相場に影響があるだろう。

 

先日ニュースで英国在住の教師がインタビューに答えていて、ガス代が月50,000円と言っているおじさんがいた。

(インフレ率・物価が異なるので日本と単純比較はできないが・・・)

 

日本はエネルギーのほとんどを輸入に頼っている割にはまだ安価であると思われる。

つまりまだ、電気代・ガス代は上がっていくだろう。

(政府が補助するといっても国の借金が増えるだけの話)